Microsoftが、「Windows 10」の最新エディションである「Windows 10 S」を、開発者やITプロフェッショナル向けにダウンロードしてテストできるようにしている。Windows 10 Sは5月に発表された。
先週より、「Visual Studio」サブスクリプションを持つユーザー向けに、Windows 10 SのISOがMSDNダウンロードサイトで公開されている。
さらにMicrosoftによると、今週これらのファイルを「Windows Education」エディションのユーザーに公開する予定だという。同エディションのユーザーは「Update Assistant」ツールを使って、インストール済みの既存のWindows 10をWindows 10 Sに変換し、テストを行えるようになる。
Microsoftは発表イベントで、Windows 10 Sを教育機関に適したOSと説明した。Windows 10 Sはセキュリティとパフォーマンスを目的として「Windows 10 Pro」を特別に構成したOSで、Windows 10に標準搭載のアプリや「Windows Store」で公開されているアプリのみを実行可能だ。
Microsoftは電子メールによる声明の中で、このリリースが開発者だけを対象としており、広範なデプロイには適さないと注意を促した。
われわれは特に、教育関連に焦点を置いた開発者に、技術革新を継続して、教員や学生がWindows Storeから利用できるアプリを作ってもらいたいと考えている。ISOがUpdate AssistantツールとともにEducationユーザー向けに来週公開され、実際に試用した上で、Windows 10 Pro EDUやWindows 10 Sを学校や教室に導入すべきかどうかを判断するためのテスト体験として利用できるようになる。これはインストールの案内が限定されたISOイメージへのリンクで、特定の端末やWindows 10バージョン、または仮想化マシンでのみ機能するため、開発者とITプロフェッショナルのみを想定している。消費者が広範にWindows 10 Sをダウンロードしたり、Windows 10 Sに乗り換えたりするためのものではない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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