続いて、ドラマの主人公が悩みを相談したシーンに関連して、会場でアンケートを取った。友だちに相談された場合どうするかという質問に対して、「自分にとって相手が大事な存在だということを伝える」が68%、「具体的な解決策を提案する」は32%だった。
スマイリーキクチさんは、「つらい時は『つらい』と言ったほうがいい」とアドバイスする。相談をしに行って警察官から「殺されたら捜査してあげますよ」と言われた経験があるスマイリーキクチさん。挙げ句、弁護士がしているボランティア団体に悩みを送ったときも、「本気にする人は皆無だろう」という返事がきた。しかし、「一人の刑事だけが本気で話を聞いてくれた。山ほど相談したら聞いてくれる人に出会えるかもしれない」。
「僕が中学のときにいじめられていたことを親が知ったのはYouTuberになってから」という葉一さん。「ショックを受けた」と連絡をもらったという。それくらい誰にも言わなかった葉一さんだが、「気持ちを伝えてほしい。相談を受けたときには、『あなたが死んだら私が悲しい』と伝えてほしい」と話す。さらに、相談を受けた側に対しては、「3つくらい回答を提案すること」とアドバイス。「3つの中で1つ選んでもらえれば相手も気楽になると思う」とした。
一方のスマイリーキクチさんは、「相談する側はなりたい結果も合わせて伝えて相談するといい」と話す。「学校カウンセラーや相談機関もたくさんある。僕はネットで叩かれたけど最後のアドバイスはネットにもらったので、ネットで相談するのもいい」。葉一さんは、「相談先はTwitterも含め、いくつか持っているといい。この人なら聞いてくれるかもと思ったときは勇気を持って一歩を踏み出してほしい」とまとめた。
いじめに負けない考え方について聞かれスマイリーキクチさんは、「死にたいとは一度も思わず、ずっと生きたいと思っていた」という。「僕を殺したい人はたくさんいるが、死んでもその人たちは罪悪感を感じない。自分が幸せになることが最大の仕返し」と信念を語った。「曇っていたらどうやって晴れにするか。気持ちの中でプラスにする方法を探すのが理想」。
「鏡を見ながら『お前は運がいいから大丈夫』と一年間自分に言い聞かせ続けた。そのおかげで今でも自分は幸運と思っている」という葉一さん。「口に出す言葉や自分の耳に入れる言葉はポジティブな言葉にしてほしい」。
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