「iPhone 15」の価格、円安を大きく反映--たった2年でここまで高価に

 アップルは日本時間9月13日未明にスペシャルイベントを開催し、「iPhone 15」シリーズを含む新製品を発表した。

 米ドルベースの販売価格は2021年の「iPhone 13」、2022年の「iPhone 14」シリーズから据え置かれているが、国内の税込価格は円安を反映し値上げされている。従来モデルに比べてどのくらい高価になったのか、発売日時点での価格を比較してみた。

新たに登場したiPhone 15シリーズ
新たに登場したiPhone 15シリーズ

2年前のiPhone 13、1年前のiPhone 14と価格を比較

 例えば、「iPhone 13」(128GBモデル、以下同)の発売日時点での価格は9万8800円だった。一方、円安を反映し始めた「iPhone 14」では11万9800円となり、「iPhone 15」では12万4800円となった。


 同様に「iPhone 13 Pro」(256GBモデル、以下同)の価格は13万4800円だったが、「iPhone 14 Pro」では16万4800円、「iPhone 15 Pro」は17万4800円となった。


 最上位モデルで比較すると、「iPhone 13 Pro Max」(1TBモデル、以下同)は18万2800円だったが、「iPhone 14 Pro Max」では23万9800円、そして「iPhone 15 Pro Max」では24万9800円となった。


1ドル142〜143円相当の製品価格に

 比較してみると、「2021年にはiPhoneはこんなに安く買えたのか」と驚く。繰り返しになるが、ドルベースの価格はiPhone 13シリーズから据え置かれているため、値上げには円安傾向が大きく作用している。

 なお、2022年のiPhone 14シリーズ発表時、為替レートは1ドル144円程度だったが、製品価格は1ドル136円程度と、実勢レートよりも割安な価格設定となっていた。一方、iPhone 15シリーズが発表された現時点では1ドル147円程度となっているが、iPhone 15シリーズの価格は1ドル142〜143円程度で計算されている模様だ。

価格比較のまとめ
価格比較のまとめ

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