[ブックレビュー]ヒットメーカー箕輪厚介氏の口説き術--「怪獣人間の手懐け方」

フライヤー編集部2023年10月14日 08時00分
クロスメディア・パブリッシング
内容:本書の著者である箕輪厚介氏は、堀江貴文氏や前田裕二氏などの担当作を大ヒットに結びつけた人物。本書はそんな箕輪氏の”仕事術”を明かした1冊である。

 ビッグモーターの元幹部・中野優作氏による「クラクションを鳴らせ!変わらない中古車業界への提言」が発売されたのは2023年8月末。折しも世間はビッグモーターの不正疑惑一色になっているときだった。

 この本を編集したのは、本書の著者である箕輪厚介氏。本の制作は不正が明らかになる1年以上も前から始めていたが、「ここぞ」というタイミングで仕掛けたのだという。本作以外でも、「多動力」(堀江貴文)、「メモの魔力」(前田裕二)、「死なばもろとも」(ガーシー)など、箕輪氏の担当作はいずれも大ヒット。普通は近づけないようなビッグネームたちを口説き落とし、次々と話題作を生み出す手腕に注目が集まっている。

 本書はそんな箕輪氏の”仕事術”を明かした1冊である。「怪獣人間」とは一言で言えば「天才」であり、強烈な個性と才能、バイタリティを持っている人たちのことである。とてつもないパワーを持つ怪獣人間たちと付き合い、一緒に仕事をするには「トリセツ」がいる。独自のルールで動いている彼らには、世間の常識が通用しないからだ。本書では箕輪氏が自ら会得した「怪獣人間のトリセツ」が、ここでしか聞けない裏話とともに紹介されている。

 「怪獣人間」はジャンプ台のようである。階段を一段ずつ上っていては見えない、突き抜けた景色を見せてくれる存在。だけど、ジャンプ台に乗るには勇気がいるし、扱い方を知らないとケガをする。

 「怪獣人間とは縁がない」という人も、ぜひ一読を。世界を動かす怪獣人間たちが、どう考え行動しているか。それを知るだけでも価値がある。

今回ご紹介した「怪獣人間の手懐け方」の要約記事はこちら。この記事は、ビジネスパーソンのスキルや知識アップに役立つ“今読むべき本”を厳選し、要約してアプリやネットで伝える「flier(フライヤー)」からの転載になります。

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