リバスタ、建設会社らと「建設技能者向けポイント付与」の実証実験を開始

 リバスタは10月11日、鹿島建設、戸田建設、西松建設の協力のもと、「建設技能者向けポイント付与」に向けた実証実験フェーズ1を、10月より開始したと発表した。

 本実証実験では、鹿島建設、戸田建設、西松建設の建設技能者に、リバスタが開発した「技能者向けポイントアプリ(仮称)」を配布し、元請会社が主催する安全講習会への参加や、元請会社への改善提案を行うことで、元請会社の判断により、アプリを通じてポイントを付与する。


 受け取ったポイントは、建設技能者が個人で保有するPayPayアプリに取り込むことができ、PayPayマネーライトとして商品購買に用いることが可能だ。ポイント付与の仕組みにより、建設技能者の意欲向上、および建設現場の活性化に寄与するかを検証する。


 リバスタは、ポイント付与に係るシステムの技術検証や、オペレーションの設計、建設現場への導入にあたる留意点などの課題に対し、鹿島建設、戸田建設、西松建設の協力や助言を受けながら、システム・アプリを開発した。

開発においては、リバスタと術指導契約を締結している芝浦工業大学蟹澤宏剛教授の専門的なアドバイスや、建設キャリアアップシステム(CCUS)の運営主体である、建設業振興基金の知見も取り入れている。建設技能者のインセンティブとなるポイントをPayPayマネーライトへ変換するまでのシステム構築では、ソフトバンクおよびPayPayと協力・連携している。

 なお、今回の実証実験フェーズ1では、ポイント付与から交換までの実効性の確認に絞って実証を行う予定。今後も、複数回にわたり建設技能者向けポイント付与の実証実験を行う。

 また、2024年に予定する実証実験フェーズ2以降では、リバスタの設現場施工管理サービス「Buildee入退場管理」からの就業履歴データとの連携により、きめ細かなポイント付与を可能にするなど、機能拡大を図るとしている。

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