マイクロソフトの「Copilot」、楽曲の生成が可能に--「Suno」と提携

Lance Whitney (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 矢倉美登里 長谷睦 佐藤卓 (ガリレオ)2023年12月21日 10時35分

 Microsoftの人工知能(AI)サービス「Copilot」が、ユーザーのリクエストに基づいて楽曲を作り、いわばその人専用のソングライターとしてふるまうことができるようになった。Microsoftは米国時間12月19日に公開したブログでこの新機能を発表し、これはAIベースの音楽生成ツール「Suno」をサードパーティーのプラグインとして、Copilotに組み入れたことによるものだとした。

Copilotで楽曲を生成した際のスクリーンショット
提供:screenshot by Lance Whitney/ZDNET

 Sunoプラグインを有効にして、楽曲のテーマやスタイル、ジャンルなどを含むプロンプトを入力すると、Copilotがそれに応じて、歌詞を作成して表示し、再生ボタンを提示する。いくつかの例を挙げるなら、「恋に落ちた2匹のカメについてのカントリーミュージック」や「散髪中の男性についてのジャズソング」「人間らしいふるまいを学んでいるロボットについてのラップソング」といったテーマで作曲を頼むことができる。

 歌詞は瞬時に表示されるが、歌詞やスタイル次第では楽曲自体が作成されるのにしばらく待たされることもある。楽曲ができたら、再生したり、メールやソーシャルメディアで共有したりできる。

使い方

 この機能を試すには、「Microsoft Edge」を開いて、Copilotのウェブサイトにアクセスする。次に、右側の「プラグイン」と書かれた見出しをクリックして、「Suno」プラグインを有効にする(まだ有効になっていない場合)。あるいは、「Sunoと一緒に曲を作ろう」と書かれたSunoのロゴをクリックしてもいい。プロンプトを入力すると、やや時間はかかるものの、応答が生成される。音楽のサムネイルが表示されたら、「Listen」ボタンをクリックすると、音楽が再生される。

 筆者はCopilotでいくつかのプロンプトを試し、さまざまなスタイルや名前で曲を作るようリクエストした。生成された曲は、グラミー賞を獲得できそうにはなかったが、なかなかセンスのいいものだった。特に、ユーザーが指定した音楽のスタイルを取り入れるのは得意なようだ。

Microsoft のブログ

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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