「Windows」のフォトアプリ、余計な物体を消せるAI機能「Generative Erase」を追加へ

Artie Beaty (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2024年02月26日 08時59分

 「消しゴムマジック」は2022年の発表当時、Googleの「Pixel」シリーズのスマートフォンで特に話題になった機能の1つだった。人工知能(AI)の力で写真の中の不要な物体を消す機能は、瞬く間に他のメーカーに広がり、例えば、サムスンは「オブジェクト消去」という名称でその機能を提供している。

 そして今回、「Windows」にもこの機能が追加される。

 Windowsの「フォト」アプリには既に、画像の中の不要な部分を取り除ける「スポット修正」という機能があり、この機能がAIによって強化されて「Generative Erase」という新しい名称になる。

余計な棒が写り込んだ犬の写真と、棒を消去した後の写真
提供:Microsoft

 Microsoftは、Generative Eraseによって背景の物体やさまざまな視覚的ノイズなど、写真の不要な部分を修正および除去できると説明している。同社によると、スポット修正と比べてこのアップグレード版は、物体を取り除いた後、たとえ消去した領域が広くても、よりリアルな結果を生成するという。

 Generative Eraseを使用するには、「画像の編集」ボタンをクリックして「Erase」(消去)を選択する。その状態でブラシサイズを選択し、削除したいオブジェクトがある領域にブラシをかける。

 この機能は現在、「Windows 11」の「Windows Insider Program」参加者にのみ提供されており、ゆくゆくはWindows 11の全ユーザーだけでなく、「Windows 10」のユーザーにも提供される予定だ。Microsoftは、Windows 11の他のAI編集機能である背景の削除、置換、ぼかしなどもWindows 10に追加するという。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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