マイクロソフトの「Seeing AI」アプリ、Android版も提供--周囲の状況を音声で説明

Abrar Al-Heeti (CNET News) 翻訳校正: 編集部2023年12月05日 08時38分

 Microsoftは米国時間12月4日、「Seeing AI」アプリを「Android」向けに提供開始したことを明らかにした。同アプリは「iOS」「iPadOS」向けには以前から提供されていたが、今回「Google Play」ストアでも入手できるようになった。現在18言語に対応しており、2024年には36言語に拡大する計画だという。

Seeing AIアプリで友人の表情を認識させる様子
提供:Microsoft

 Seeing AIは、ユーザーの周囲の状況を音声で説明するアプリで、視覚に障害のある人がメールを読んだり、商品を認識したり、写真の説明を音声で聞いたりできるよう支援するものだ。ユーザーは、スマートフォンのカメラを向けることにより、カメラの前にあるものの説明を音声で聞くことができる。

 このアプリは、さまざまなタスクを対象とした複数のカテゴリーで構成されている。例えば、「短いテキスト」はテキストがカメラの前に表示されると瞬時に読み上げる機能、「人」は周りの人々を識別する機能、「通貨」は現金を識別する機能、「風景」は撮影した風景を音声で説明する機能で、画面上で指を動かすことによって、さまざまな物体の位置を音声で聞くことができる。Seeing AIは、手書きのテキストを読み上げたり(一部の言語のみ)、色を識別したりすることも可能だ。

 Android版には、iOS/iPadOS版で最近提供された新機能も搭載されている。写真についてさらに詳しい情報を提供する機能と、スキャンしたドキュメントについて質問(メニューの内容や領収書の品目の価格など)したり、要約を求めたりできる機能だ。

Seeing AIの紹介ページ(Microsoft)
Seeing AIアプリ(Google Play)
Seeing AIアプリ(App Store)

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]