プラットフォームサービスを利用した副業でのトラブル経験は3割強--MMDとTRUSTDOCKが調査

 MMDLaboが運営するMMD研究所は4月17日、TRUSTDOCKと共同で「副業におけるプラットフォームサービスの利用に関する調査」を実施したと発表した。調査期間は、4月4日〜4月9日。調査対象は、プラットフォームサービスを利用した副業をメインで行ったことがある人(予備調査:20歳〜69歳の男女)。有効回答は、500人(予備調査:20,000人)。

 20〜69歳の男女20,000人の内、副業経験について「分からない、答えられない」の回答者を除く16,485人に対して「副業意向〜経験」を調べると(「わからない、答えられない」を除く)、「現在行っている」と「過去行っていたが、現在は行っていない」を合わせた副業経験者は16.8%となった。また、「勤め先で許可されており、行いたいと思っているが行ったことはない」と、「勤め先で許可されておらず、行いたいと思っているが行ったことはない」を合わせた副業意向があるが未経験の人は22.7%となっている。

副業経験について
副業経験について

 副業経験があると回答した2,774人を対象に、「行ったことのある副業」をきくと(複数回答可)、プラットフォームサービスを利用した副業経験があるのは34.6%となった。

行ったことのある副業
行ったことのある副業

 次に、プラットフォームサービスを利用した副業経験者959人を対象に、「プラットフォームサービスを利用した副業の利用経験」を調べると、フリマ・ネットオークションが53.9%と最も多く、次いでスキマバイトが35.2%、スキルシェア・クラウドソーシングの25.4%という結果になった。

プラットフォームサービスを利用した副業経験
プラットフォームサービスを利用した副業経験

 予備調査から「プラットフォームサービスを利用した副業をメインで行ったことがある」と回答した500人を抽出。抽出した500人のトラブル経験について調べると、「トラブルを経験したことがある」が33.0%、「トラブルを経験したことはない」が62.6%だった。

プラットフォームサービスを利用した副業でのトラブル経験
プラットフォームサービスを利用した副業でのトラブル経験の有無

 トラブルを経験した165人を対象に、経験したトラブルについてきいたところ(複数回答可)、「取引相手とのやり取りでトラブルがあった」が52.7%と最も多い結果となった。また、「サービスを提供した相手からクレームや低評価を付けられた」が32.1%、「仕事の内容が想定と異なった」が21.2%となっている。

プラットフォームサービスを利用した副業で経験したトラブル
プラットフォームサービスを利用した副業で経験したトラブル

 抽出した500人を対象に、工夫した点をきいたところ(複数回答可)、「取引完了までの速さ」が30.4%と最も多く、次いで「安心・安全性の保証(本人確認、身分証の提示など)」が27.4%、「提供するモノやサービスの内容(説明文を含む)」が27.2%となった。

プラットフォームサービスを利用した副業で工夫した点
プラットフォームサービスを利用した副業で工夫した点

 さらに、プラットフォームサービスを利用した副業の際に、本人確認を行ったかどうかを調べると、「行った」が64.0%、「行っていない」が27.8%だった。本人確認を行ったと回答した320人を対象に、本人確認に利用したことのある身分証明書をきいたところ(複数回答可)、「運転免許証」が60.0%で最も多い。次いで、「マイナンバーカード」の39.7%、「健康保険証」の13.4%となっている。

プラットフォームサービスを利用した副業での本人確認の有無
プラットフォームサービスを利用した副業での本人確認の有無
本人確認に利用したことのある身分証明書について
本人確認に利用したことのある身分証明書について

「副業におけるプラットフォームサービスの利用に関する調査」(MMD研究所)

 

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]